今回は、駒澤大学の先進事例をご紹介します。総合情報センターの徳本克彦様(写真右)、長谷川裕美子様(写真左から二番目)、そして駒澤大学に常駐しているSRA社の分銅淳至様(写真右から二番目)、および今回のFortiGate導入で中心的な役割を果たしたIOS社の井上倫史さん(写真左)にお話を伺 いました。 今回、駒沢大学が導入した製品: FortiGate-3000 (1台)
(徳本様)IOSの井上さんからの紹介で初めて知りました。それまでもSMTPゲート対策は既にやっていましたが、ウイルス状況も悪質化したきたので、やはりhttpやftp、場合によってはコンテンツフィルタリングの対策もきちんとやらなければならないと考えた次第です。大学と言うのはそれでなくてもウイルスが来やすいところですし・・・ -- ウイルスが来やすい・・・と言いますと? (分銅様) 一般企業の場合、セキュリティ確保のため、閲覧可能コンテンツを制限することも可能かもしれませんが、大学という所は研究機関なので、様々なインターネット・コンテンツに自由に接続できなければなりません。いろいろなコンテンツを閲覧できる「自由」の裏側には、やはり「危険」も潜んでいます。また最近は、論文にメールアドレスを記載することも当たり前になりました。そうして先生方が、海外とメールのやり取りを活発化すると、同時に海外発のウイルスが素早く来襲することもありえます。 -- なるほど (分銅様) また駒澤大学の場合、持ち込みパソコンの大学ネットワークへの接続が比較的、自由に行えるような運用になっています。この場合、ウイルス対策のレベルは、パソコンを持ち込む側、つまり学生や先生の”自主性”に依存することになります。この場合、パターンファイルの更新などのセキュリティ体制に”綻び”が出る可能性は否定できません。クライアント側の完璧性に依存できない以上、やはりゲートウェイで一括対策することが肝要です。
(分銅様) 色々な意味で駒澤大学のネットワークにぴったりだという印象でした。IOSさん、なかなか良い製品を紹介してくれたじゃないかと。 -- お言葉ありがとうございます。どういう点がぴったりだったのでしょうか? (分銅様) まずアプライアンスの形でスッキリまとまっており、運用が簡単であり、一定の高速性が確保できる点が魅力的に思えました。ソフトウェア型の製品の場合、ハードウェアを個別に調達しなければなりません。この場合、ハードの機種選定に神経を使います。そのソフトウェアと”相性”の悪い製品を選んだ場合、十分な処理速度が出ないこともありえますし、またトラブル発生時の原因きり訳が困難になり”たらいまわし”が発生することもありえます。アプライアンス製品を選択した場合、そうしたリスクを回避することができます。その点は魅力でした。
-- アプライアンス型の製品は各社から発売されていますが、なぜその中から特にFortiGateをお選びいただいたのでしょうか? (分銅様) それなりに情報も収集しましたが、やはりフォーティネットがアプライアンス専業メーカーとして、一番”こなれている”印象がありました。他のアプライアンス製品にも検討しましたが、駒澤大学の状況に適合させようとした場合、結局複数台が必要になったり、色々コスト高でした。しかしFortiGateを起用した場合は、1台でスッキリおさまるとの事で、なるほどASIC採用は伊達じゃないんだな、やはり速いんだなと素直に感心しました。しかしながら、そのように性能面で感心する反面、別の部分では少々、懸念材料もありました・・・・ -- と言いますと? (分銅様) 最初IOS井上さんにFortiGateの説明を受けて、なるほど性能は良さそうだし速そうだし、その点は大いに惹かれたのですが、一方、いただいたパンフレットが英語版でして、ああ、つまり外資系メーカーなのねと・・・ -- 外資系メーカーだと何が懸念されるのでしょうか? (分銅様) 外資系の場合、いくら性能が良くても、ちょっと売れなくなったら、すぐ日本から逃げちゃうんじゃないだろうかとか、あるいは買収されて名前が変わっちゃうんじゃないだろうかという、そういうアフターフォローの不安ですね・・・ -- その不安はどのように解消したのでしょうか? (徳本様) こうした不安は究極の所、イメージ的なものにすぎず、こちらとしては、納得のいく説明があれば良いのです。特にアフターフォローについては、販売店よりしっかりした説明があるのが望ましい。そうした作業をIOSさんはきちんとこなしてくれました。フォーティネットの日本法人のあり方や、本社をも含めたワールドワイドの今後の計画について、しっかりした説明があり、こちらとしても十分に納得ができました。 (IOS井上氏):外資系メーカーの製品に対する駒澤大学様の不安は当然のことだと思います。しかしIOSでは、扱う製品は、必ず自社で事前に、実施検証を行います。今回のFortiGateももちろん社内で検証してから、駒澤大学様にご案内申し上げました。またフォーティネット社の日本での活動状況、実績、今後の予定についても、独自のルートで調査を行い、その結果、これなら自信を持ってお客様に推薦できるという確信を得ました。ですから駒澤大学でのデモや説明も確信を持って行うことができました。 (徳本様) デモが自信に満ちていた点はよかったですね。売り込みばかり熱心でもデモになるとあやふやに崩れる会社もけっこう多いですからね。
(徳本様) IOS井上さんが飛び込み営業してきたのがきっかけですね。 -- 飛び込みですか!? (徳本様) いや、私は飛び込みは断らないことにしているんです。どんな飛び込みでも一応説明は聞きます。でもつまらない説明をする営業マンはそれっきり会いませんよ。あくまでも駒澤大学としてつきあう価値のある相手とのみ話を続けます。 -- 率直に言いましてIOSは、SI企業としては、大規模であるわけでもビッグネームであるわけでもありません。そこに不安を感じることはありませんでしたか? (徳本様) 私は、SI企業については、会社の大小よりは、むしろ営業マン個人の資質や真剣さを見るようにしています。企業規模よりも、そういう「人間の質」の方が大事です。 -- 営業マン井上さんの印象はいかがでしたか? (徳本様) 様々な角度から提案をしてくださる引き出しの多い営業マンという印象がありました。その時、導入していたクライアント・ソフトについても、上手な買い方についての情報を提供してくださり、おかげでコスト削減ができたりもしました。以来、ずっとお付き合いが続いていますが、説明の質、対応の質、誠意の質、いずれも高レベルの営業をしていただいています。 -- 「対応の質」について具体的な例があれば教えてください。 (徳本様) 具体例で言えば、FortiGateでメモリ障害のトラブルがあった時の対応でしょうか。やはり営業マンの真価というのはトラブル対応で分かりますからね。 -- どんなトラブルだったのですか? (徳本様) FortiGateを導入してしばらくして後、Webアクセスができなくなる、速度が著しく低下するという現象があり、どうもおかしいなと思い、IOSさんに調査を依頼したのです。 -- この時IOSとしてはどのように対応したのでしょうか?
(徳本様) どんな製品でも完璧と言うことはありえないので、トラブルは仕方のないことです。そういう時にどういう対応をしてくれるのか、きちんと説明をしてくれるのか、その点を我々は見ているのです。IOSの対応は、まったく危なげのないもので、私としても不安は一切感じませんでした。 (IOS井上氏)お言葉、真に痛み入ります。ちなみに、IOSが駒澤大学様から、対応の質について評価をいただけるのも、実は図研ネットウエイブさんやフォーティネットさんのバックアップがあればこそです。トラブル対応というものは一次代理店とメーカーとの連携無しにはどうにもなりません。
-- 再びFortiGate製品についてお尋ねしたく思います。アプライアンスとしての性能以外の面で、FortiGateについて評価するべき点はありましたか? (長谷川様) ライセンス体系は非常に大学向きでしたね。製品によっては、ゲートの恩恵を受けるクライアントで以て、料金を算出する物もありますが、駒澤大学の場合、学生がざっと17000人いるので、下手をすると、17000クライアントで掛け算をすることになってしまい、積算額が膨大になることもありえます。しかしFortiGateの場合、ゲートに何台接続されようと関係のない、ハードウェア一台あたりポッキリいくらという価格体系でしたので、非常にシンプルでした。
(分銅様) 管理コンソールが使いやすくシンプルにまとまっているのはとても良いと思います。これなら経験のない人でも設定ができそうです。また、速度についても、期待通りのパフォーマンスが出ており、満足しております。後は、実際に使ってみて実感することですが、やはりアプライアンスとして、いろいろな機能が小気味よくワンパックにまとまっているのは、とても管理しやすいですね。 -- フォーティネットやIOSに対し、ご意見、ご要望があればお知らせください。 (分銅様) 大学ネットワークで考えなければならないのは、やはり持ち込みPC対策ですね。いくら玄関口であるゲートウェイを固めても、内部接続からやられたら終わりです。もし可能であれば、フォーティネットで、その辺のことをうまく解決するようなアプライアンスを出してくれると嬉しいですね。 (長谷川様) IOSさんにはいつもご無理ばかり言っていますが、いつもちゃんと対応してくださり、感謝しております。今後も宜しくお願いいたします。 (徳本様) IOSさんには、今後も様々な情報を提供してほしいと思っています。ビジネスとしての健全な利幅はとっていただいて結構ですから、それに見合った良い提案をどんどんしてほしいと思います。そういう関係を保つことが究極的には駒澤大学の利益にもなると考えています。 -- 今日は貴重なお話を有難うございました。 |