- 本文はフォーティネット セキュリティ ブログの抄訳です。
執筆者:Karine de Ponteves
2012年1月27日 4:59 am
友達の息子が昨日、Facebookチャットで連絡してきて驚きました。私達は普段チャットをしないので、何が起きているのかとても気になりました。
彼は最初、私の近況について聞いてきましたが、すぐに、人気のあるフランスの三行広告サイト、leboncoin.frに広告を載せる手助けをしてほしいと言ってきました。疑わしいとすぐに思いましたが、セキュリティ研究者として、この後どういう展開になるのかとても興味が沸きました。
それは車の広告で、彼は、必要な情報をすべて私に知らせるので、フィールドに入力してほしいと言ってきましたが、彼はすでに準備したテキストを持っているようでした。そして、彼は、私が言及していないフィールドを含む大量のテキストを貼り付けてきました。
どうしてその車は私たちが住んでいる場所とは全く違う場所(800km離れた場所)で売るのか尋ねると、それは彼のおばの車だと言いました。あまりたくさんのことを彼に質問したくないので、彼が渡してくれる情報をただコピーし続けていました。メールアドレス、電話番号、車の画像リンク、広告のパスワードを知らせてきました。この時点では、彼の動機が何なのか分かりませんでした。それはおそらく、存在していない車でお金を稼ぐことを目的とした偽の広告でしょうが、どうして彼は私に掲載させる必要があるのでしょうか。彼のIPアドレスはWebサイトでブロックされるのでしょうか。それとも、彼の形跡を隠す方法なのでしょうか。彼が私にパスワードを提供してくれたので、私が普段インターネット上で使用しているパスワードを盗もうとしていないことは確かでした。
広告を承認すると、確認のリンク付きのメールが、私が提供したアドレスに送信されます。私の友達は、私が確認できるように、彼のFacebookチャットにURLをコピー&ペーストします。私が本当に承認したことを確認するために、彼は、Webサイトからメッセージをコピー&ペーストするように要求してきました。
広告を承認したか確認を求めるこの男は、無駄な時間は使いたくないようでした。彼は、単刀直入に、入力項目、画像のダウンロード方法について、簡単かつ明確に指示してきました。彼は、「どうぞ」や「ありがとう」など一度も言わず、簡単な会話も一切しようとしません。どうして広告を掲載するように私に頼む必要があるのか尋ねると、最初、質問をかわしましたが、執拗に尋ねると、そのWebサイトが彼のパソコンでは表示されないからだと言いました。それから、いきなり「Facebook」を見ているかと聞いてきました。私のプロフィールに新しいタイムラインがあるので、かなりはっきりと見ましたが、なんと、彼にも新しいタイムラインがあるのです!
もちろん、これは、多くのFacebookプロフィールをハイジャックできるようにする、ユーザの認証情報を盗むフィッシングサイトです。このサイトは、本物のFacebookに見せかけようとさえしません。"Facebook L0ve"と呼ばれています。そうです、大文字の「O」の代わりに「0」が使われているのです。
FortiGuard Labsでは、この男がどこにいるのか興味を持っています。そして、われわれは、彼が訪問する画像付きのWebサーバを即座にセットアップする一方で、彼を「ホットな」MSNチャットに誘き寄せます。これで、彼のIPアドレスをゲットして、彼の居場所を特定することができます。彼が私にくれるMSN IDは別のメールアドレスであることは言うまでもありません。それは、おそらく彼がかわいい女の子に成り済まして、男性を偽のロマンスに誘き寄せるのに、使用しているアドレスでしょう!
この結果分かったことは、私たちの敵はベナン(アフリカ)に居るということです。そして、今回の詐欺は、ベナンから発生したこのタイプの詐欺の中で、最初に記録されたものではありません。もし「友達」が広告を代わりに掲載してほしいと連絡してきたり、リンクをクリックするように要求してきた場合:
- その人が本当にあなたの友達であるか確かめてください。たとえば、(もしフロリダに住んでいるなら、)アラスカでは天気がいいかどうかを尋ねてみてください。
- あなたの本当の友達にプロフィールがハイジャックされていることを伝えて、そのことをFacebookに知らせる必要があります。
- その詐欺をあなたの地域のInternet Complaint Centerに報告してください。(米国:http://www.ic3.gov、フランス:https://www.internet-signalement.gouv.fr)
- 偽の広告をWebサイト(leboncoin.fr)に報告してください。








